雨漏りの原因とは?【瓦屋根】
前回のブログで
陸屋根の雨漏りの原因をお伝えいたしましたが、
今回は②瓦屋根について。
瓦屋根のお家の雨漏り原因としては
≪漆喰の劣化≫が挙げられます。
瓦屋根の棟(屋根の頂点の部分)には土台に赤土が盛ってあり、
その赤土が流れ出ないように漆喰で固めるのですが、
このように、冠瓦との間を漆喰で固めています▼
経年劣化や台風や大雨などの被害で
棟の漆喰が剥がれたり破損することでその中の赤土がむき出しになり、
雨水が浸み込み屋根内部へと浸水します。
漆喰が崩れて赤土が流れ出ている状態▼
このような状態で雨が降ると、
どんどん建物の中に雨水が侵入してきます(*_*)
しかし実は、雨水が内部に入っても《ルーフィング》という
防水シートが最後の砦になってくれているのですが
それも経年により劣化するので定期的なメンテナンスが必要です!
最後の砦のルーフィングまで破損してしまうと
その下の野地板、垂木、そして天井まで浸水したところで
やっと、私たちは雨漏りしていることに気付くのです。
天井にシミが出来てるな…
でももう少し放っておいても大丈夫かな…
と、そのままにしてしまう人が
実は結構いらっしゃったりするのですが
その状態で放置すると
建物内部に水分があることで常在菌が発生してしまい木材自体も腐食し、
白蟻が繁殖するリスクも高まります。
ルーフィングの耐用年数はその種類やグレードによって変わるので
一概には言えませんが、一般的なもので約20年を目安にして
メンテナンスのご相談をされることをおすすめします(^^)/