雨漏りの原因とは?【陸屋根】
4月も終わりますが
皆様、梅雨入り前の雨漏り対策はされていますか?
雨漏りには主に屋根・外壁・ベランダから発生してしまいですが
特に起きやすい屋根からの雨漏りについて、屋根の種類ごとに
①陸屋根
②瓦屋根
③スレート屋根
に分けて、どうして雨漏りが起こってしまうのかを少し詳しくお話しようと思います(^^)
今回はまず①の陸屋根について。
陸屋根とは、屋根勾配のない平面な屋根のことで
マンションやビルのようなフラットな屋根のことを指し
近年、戸建て住宅にも増えてきている屋根です。
このようなスタイリッシュな屋根なので近年人気が高いですね
三角屋根のように勾配のある屋根に比べて、メンテナンスのしやすい形状ではありますが
その形状から、三角屋根に比べて水はけが悪く雨漏りを起こしやすい屋根でもあります。
陸屋根の防水対策としては
シート防水、ウレタン塗膜防水、FRP防水、アスファルト防水など
様々な防水工事の種類がありますが
防水シートや塗膜が経年劣化により剥がれ・浮き・避け・ヒビ、
亀裂等が入ることによりその隙間から雨水が侵入してしまいます。
立ち上がり部分の亀裂▼
ひび割れ・剥がれ▼
防水シート等の隙間・剥がれ部分から雨水が侵入すると、
侵入した雨水が行き場を失って溜まってしまい
そこからじわじわと建物内部へ浸水していきます。
建物の内部に雨水が浸水してくると
最終的に室内天井から雨漏りを起こしてしまうのですが
水分を含んだ建物は腐食し、その分寿命も短くなってしまいます。
こちらの写真は、施工時の勾配のつけ方が悪く水はけが悪くなったり
ドレン(排水口)が目詰まりを起こしている状態です⇩
このように水が溜まっている状態が長く続くと
防水層の劣化が早まり雨漏りも起こりやすくなり、
建物自体どんどん傷んできてしまいます。
陸屋根のお家は、屋上に上がることがない限り
防水工事が必要なのかどうかが分かりづらいので
定期的にプロに頼んで確認してくださいね(^^)/