前回、前々回のブログで

①陸屋根、②瓦屋根の雨漏りの原因についてお話させていただきましたが

今回は最後の③スレート屋根について(^^)/

 

 

 

このような屋根をスレート屋根といいます▼

 

 

 

スレート屋根には

石質の天然スレートと人工物の化粧スレートがありますが

化粧スレートは軽量で加工もしやすく地震にも強いので

よく使われている屋根材です。

 

 

 

メーカーや種類によって勾配や流れ長さの規定も異なりますが

正しく施工されていなかったり、適切なメンテナンスを怠っていると

当然ですが、雨漏りの原因となります。

 

 

 

以前スレート屋根の塗装時のタスペーサーについてお話いたしましたが

⇩

タスペーサーとは？

 

 

 

タスペーサー等による縁切りを行わなかったことで

【毛細管現象】と言われる

スレート屋根の重なり部分のわずかに開いた隙間から雨水を吸い込む現象が起こり、

今度は吸い込んだ雨水を排出することが出来ずに内部に水が溜まったままになり

雨漏りの原因となります。

 

 

 

このように適切に縁切りを行っていると内部の水を排出できます！▼

 

 

 

その他にも

・スレートのひびや割れ

・塗装を怠ったことでの表面塗膜の剥がれによる浸水

・スレートを固定している釘の浮きによりスレート自体が浮き上がった隙間からの浸水

・釘穴の周りのわずかな隙間からの浸水

などが、雨漏りの原因として挙げられます。

 

 

 

そしてやはり他の屋根材と共通して、

最終的に雨漏りを防いでくれるルーフィング（防水シート）の寿命により

防水機能が失われ、雨漏りを起こしてしまうので

 

 

 

上記のような状態がみられる場合は

早めの修繕で雨漏りを防いでください(^^)