給湯器交換について
オール電化とは、『家庭において使用するエネルギーをすべて電気でまかなう』ことを言います。
給湯器の交換はまだまだ先でいいと考えていては遅いかもしれません。
完全に給湯器が故障してから交換するのでは、大変危険が伴いますし、お湯の使用ができずとても不便です。
給湯器の寿命はだいたい10〜15年といわれています。設置して10年を過ぎたら、給湯器の交換のことを考えてみましょう。
給湯器を交換するにあたって、交換時期や給湯器の種類など、知っておいたほうが良いことはたくさんあります。
交換する給湯器の種類によって、光熱費にも大きな影響がでてくるのです。
給湯器の種類
ガスふろ給湯器
給湯とお風呂を沸かす機能がひとつになったタイプの給湯器です。家中でのお湯使用をしながら、お風呂の追いだきができるタイプの給湯器なので、追いだきをしたい場合、特に家族が多い家などで人気が高い給湯器です。追いだきができない給湯器からこのタイプに交換するケースも多いです。
ガス温水暖房付ふろ給湯器
上記のガスふろ給湯器の機能に加え、床暖房や浴室暖房が使用できるタイプの給湯器です。床暖房を使用する家が増えた現在では、このタイプの給湯器への交換も増えてきています。
ガス給湯器
給湯機能専用の給湯器です。お湯の使用が家中ででき、お風呂のお湯張りもこの1台で可能です。お風呂の追いだきはできません。機能がシンプルな分、比較的安価な場合も多く、賃貸の集合住宅などではこのタイプの給湯器への交換が一般的です。
給湯器の設置形態
屋外壁掛型給湯器
エコキュートは都市ガス給湯器に比べてCO2排出量を44%も削減します。
国にも認められた環境性で、国から補助金対象商品として、推奨されています。
屋外据置型給湯器
ヒートポンプ技術で、電力消費量を3分の1にまでカットできます。
深夜は電力料金が割安なので、かしこくお湯を沸かして給湯代を約80%も削減できます。
屋内壁掛型給湯器
エコキュートは沸かしたお湯を貯めておくことが可能なので、いつでもお湯張りや追い炊きができ、洗面・浴室・キッチンを同時に使用しても、お湯の勢いが止まることもありません。
マンションの給湯器交換
マンションにお住まいの場合、給湯器交換には注意が必要です。多くのマンションでは給湯器は廊下もしくはベランダの壁などのパイプスペース内に設置されています。
そのため、給湯器交換の際には屋外壁掛タイプの給湯器の中から「PS設置型」といったものを選択する必要があります。
そのほか、サイズや形状によって設置できない給湯器もあるため、一度下見を依頼されると安心です。また、号数の制限があるマンションもあります。
色についても、廊下に設置してある場合塗装やカバーで指定の色に合わせる必要がある場合もあるようですので、給湯器交換の際には管理組合への確認をしておきましょう。